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ある所に、一人の青年がいた。
会社では順調に営業成績を伸ばし、
上司からも部下からも好かれていた。

しかし、そんな青年にも、悩みがあった。

もしかして、自分は別の大きな惑星に住んでいて、
自分はその惑星にある自宅のベッドで寝ていて、
この地球という惑星で一生を営むという夢を見ているのではないか。
最近、そんな風に思い始めてしまったのだ。

青年は、だんだん怖くなってきた。

もしかして、一年後、いや一ヵ月後、いや一週間後、いや、もしかして明日、夢がさめてしまうのではないか。

もし、起きたとしたら、自分が本当に住んでいる惑星はどういう星なのだろうか。
自分はどういう生物なのだろうか。
起きたとたんに殺されたりするような場所ではなかろうか。
いや、もしかしてこの夢が終わる前に、現実の世界で何かあって、自分が死んでしまうのではなかろうか。

考えだすととまらず、夜も眠れなかった。

ある時、青年は旧友を居酒屋に呼び出し相談した。
青年が全て話し終えると、旧友は少し驚いた後「そんなに思いつめるなよ。」
と言った。
しかし青年は「いや、思いつめざるをえないじゃないか。もしかしたら、今この瞬間夢がさめて、
君も、この居酒屋も、この世界も、全てが消えて、僕は現実世界へ引き戻されるかもしれないんだぞ」
と言った。
旧友は、呆れたといった表情を浮かべ「もういい。わかった。俺は知らん。一人でがんばれ」
といって、帰ってしまった。

青年は、帰りの電車の中で、限界まで思いつめ・・・


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ある所に、一人の青年がいた。
会社では順調に営業成績を伸ばし、
上司からも部下からも好かれていた。

しかし、そんな青年にも悩みがあった。

最近、変な夢を見るのだ。
夢は、青年がチキュウという小さな惑星で生まれる所からはじまり、
その星でいう「25年」という月日が流れた時、ふっと夢の中で、自分の生活が夢ではないかと思い始める。
そして、その疑いを更に深めていったある日、「デンシャ」という箱型の乗り物の中で限界まで思いつめそして、
いつもそこで目がさめる

しかし、青年は、夢の中でも現実でも悩みを抱えている自分を馬鹿らしく思い、
そんな事は忘れ、仕事に励もうと努力した。

その生活すらも、夢であるとはつゆ知らず・・・




作:土間 
作成日:2009/04/07



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